ワーキングホリデーと海外青年協力隊
若いうちに海外へ出ておこうと思って調べると、やたらと出てくるのがこの2つ。
どちらも初めて海外で働くには適していて、仕事はもちろん収入も得ることもできます。内容を見てみるとまったくの別物なこの二つの制度について、分かりやすくご紹介します。
ワーキングホリデー
ワーキングホリデーというは、直訳で働きながらの休日。意味もその通りで、海外で仕事をしながら、同時に休暇を楽しめるという一石二鳥な制度です。
日本では1980年ころからこの制度へ参画し、今ではイギリス、フランス、ドイツ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国といった国とワーキングホリデーに関する条約を締結しています。
青年海外協力隊
青年海外協力隊はJICAによるボランティア団体です。しかし事業団から生活費や渡航費は支給されるため、自由に使えるお金が少ないながら無給と言うわけではありません。
むしろ実直に派遣先で勤続する場合では余裕がある金額だと言われています。
そういった環境は派遣先によって大きく異なるようで、やたら大きな住居に派遣されたせいで必要な生活費が増して支給額でやりくりが難しかった、逆に水道も電気も通らないためお金を全く使わないでいたという話もあります。海外で働くには、ならではの話の気もしますね。
無駄遣いしなければ50万円ほどを貯めることも可能だとか。
ボランティアとはいえ各種知識は必要なので、派遣前に2ヶ月ほどの派遣前訓練を行います。
もちろんそこまでの交通費は期間中の宿泊費などは全て支給されます。派遣先に仕事によっては補完研修というものも行われます。海外で働くには多くの知識があるに越したことはないので、そういう意味でも初めて海外で働くには適した制度と言えそうですね。
その他の海外で活躍する仕事
各種制度を利用せずに海外で働くには、どういった職業を目指すのかを決めるところから始まります。
どんなスキルを習得するのか、どんな知識を深めておくべきなのか、仕事の方向性だけでも決まっていないと定まりません。
日本人に人気のある職業としては、主に以下が挙げられます。
通訳、日本語教師、ホテル業界、秘書、公務員、NGOの職員、フリーで働く、料理業界、パラリーガル、海外で会社を起こす、美容業界、
通訳はテレビなどでもよく映りますが、有名人と関われる機会が多く憧れの職業とする人も少なくありません。国際会議で活躍する方はエリート中のエリート。他にも観光ガイドと言った親しみやすい職種もあります。
日本語教師は規定の試験に合格していれば就職先に困ることがなく、やりがいもあるということで非常に人気の職業です。特に今後は東京オリンピックが近づくにつれて観光客が増えてくるでしょうから、なおさら活躍しそうです。
ホテル業界は日本にも海外にも学校が多数あり、言語もスキルも一括で身につけられるためオススメです。
比較的難関とされていますが独学ではない限り、学校と提携しているホテルなどもあるため活躍が見込めます。
海外で雇ってもらいやすい注目の仕事
何かやりたいことというのは明確に浮かばないけれど、やはり海外で働くにはどうすればいいか見つけたい。という方は、採用されやすい職業を狙ってみるという手段もあります。
初めてに適しているのはやはりワーキングホリデーのような制度で、まずは行ってみて経験をしてみることが大事です。働く以外にも住みやすさなど、行ってみないと分からないことはたくさんあります。
現地採用を狙う場合はやはり語学力があるに越したことはないでしょう。言語の壁がないと言うだけで、採用する側の心理的ハードルも下がるというものです。
実際に採用されやすいのはやはり日本語教師や日系飲食店など、日本人であるからこそを活かせる職場です。
また世界共通のネットワークという市場ではプログラミング能力さえあれば高く評価されます。特に日本はサブカルが発達していて、世界が日本向けにゲームなどを作るほど。日本に精通したエンジニアは引っ張りだこです。他にもベビーシッターや清掃員など、語学力に自信がなくても務まる仕事はいくつかあります。
まずは現地で自分がやってみようと思ったことから始めてみて、徐々にやりたいことを見つけていくのも一つの仕事の探し方です。