オリンピックスタッフ
オリンピックのスタッフは基本的にボランティアで募集をされます。
前回の長野オリンピックでは36,000人ほどのスタッフがいたようですが、今回はその倍、推定80,000人規模でスタッフの募集をかけるとか……。
募集自体は4年前、つまり今回のオリンピックの終了後くらいから始まると推定されています。
必ずしも英語ができなくてはいけないわけではありませんが、スタッフ登録後に希望者はTOEIC等で能力チェックを行い、それぞれの配置を決めることもあったそう。中枢に関わりたい場合は語学をしっかりと身につけておくと有利ですね。
募集は2016年からですが辞める人増える人は開催前までいるため、ぎりぎりまで募集はしているそう。これから勉強しても間に合います!ちなみに豆知識ですが、どうやら英語を始めアジア付近の言語が堪能なスタッフは比較的多いものの、アフリカなどの言語を扱える人は少ないんだとか。
世界各国から観光客が集まるので、あえてマイナーな言語を対策しておくことで唯一無二を狙えるかもしれません。
具体的な仕事内容に関しては、通訳や警備員、運転手、選手村のスタッフ、その他コールセンターや渋滞整備、雑務まで多岐にわたります。
必ずしも希望通りの仕事がもらえるわけではないので、もしやりたいことがあるならばアピール出来る知識や経験を準備しておくといいですね。
オリンピック開催前
◆ 翻訳
増加する外国人観光客に向けて、町中の案内や看板、印刷物や各ホームページに至るまで、誰でも読めるような体裁を整えなければいけません。
となると通訳・翻訳家の出番です。今でも多言語に対応したものはありますが、日頃から観光地としては有名ではないところも準備する必要があるのです。
まだまだ4年前ですが早いところでは既に受注が始まっている様子……。あと数年でさらに需要は高まりますので、今から学んでもまだ間に合います!
◆ 広告
WEBや紙面での広告は誘致のためにも案内のためにも必要で、例年の何十倍も用意する必要があるとのこと。
ホームページは各国からも見ることができる分、今から既に対応が進んでいます。
実は東京オリンピックの誘致用に作られたアピールサイトは、コンセプトのみならず英語での表現方法もいい評価が得られなかったとか……。
WEBデザイナーやアプリのエンジニア、また広告編集者で英語に精通している人は引っ張りだこな環境になりそうですね。
◆ 建築
英語を必要としないながら準備期間で非常に需要が増えるのが建築業。
話題を呼んだ新東京ドームの建築ではもちろん大量な人材が必要ですし、選手や観光客が宿泊するためのホテルや各施設、交通網の整備のための道路建設、オリンピック関連のイベントを開催するための施設の建設など、数えたらきりがないほど仕事が増加する見込みです。
一つ一つが長期間になるので、今から既に着工しているものも多く、直前でもまだまだ募集は途絶えないでしょう。
新しく建てるだけではなく補修や整備の作業もあり、開催中まで大活躍な仕事と言えそうです。
オリンピック開催中
◆ 通訳
オリンピックが始まったらやはり出てくるのが言語の差によるディスコミュニケーション。
観光客だけではなく外国の選手や重役、ボランティアスタッフまでビジネスに関わるところでの活躍も大量に増えるでしょう。
ハイレベルで高収入を狙うならば今から専門学校などに通うと2年で卒業、また就職後2年ほどの経験を積めば十分1人前として働けるので、チャンスな時期と言えるかもしれません。
◆ ホテルマン/旅館従業員
オリンピック期間はもちろん、外国人観光客はオリンピックのために長期間の休みを取って旅行にくることも珍しくありません。
となると外国語に精通した接客担当の需要が開催前から開催期間中と長期間活躍できるでしょう。
スポット的に従業員を増やすところも多く、普段あまり人を取らないような有名ホテルに入り込むチャンスと捉えることもできる……!?
もちろん外国語だけではなく接客マナーやスキルを身につけておかなければいけないので、学校に通って言語と一緒に習得してしまうのが効率的かもしれません。
◆ 観光ガイド
通訳とも関連しますが、外国人観光客のほとんどはオリンピックの競技を見に来るついでに、日本各地を観光します。それに伴って外国語を扱える上で観光地について詳しく話せるような人材の募集が盛んになるでしょう。
通訳よりは語学力が低めでも大丈夫ですが、その分日本人にはない着眼点の質問などが飛んでくることもあり、臨機応変な対応が求められます。
◆ 交通機関
バスや電車に関しては利用客は非常に増えますが、環境が環境が変わるわけではありません。もちろん駅内スタッフなどは日本の路線は複雑なので、多くの質問が寄せられるために語学対策が必要です。
またタクシー運転手などの個人との接触が必要な場合はなおさらで、語学はもちろんのこと普段あまり観光について話さないエリアの人も長距離運転を見越して勉強しておく必要があります。
やはり重要なのは語学力
どんな仕事に就くにあたっても、オリンピックが国内首都で行われる以上は影響を免れられません。
それにあたってやはり英語を中心に各国の言語を習得しておくと、仕事の幅も広がりキャリアアップのチャンスともなります。
日本での仕事の場合必ずしもプロレベルの英会話や翻訳技術が求められるわけではないので、日常~ビジネスレベルの英語を身につけつつ、職種にあった知識を深めておくことで就職の際には優位に立てるでしょう。
世界レベルの一大イベント、ぜひ関連業務で一緒に日本を盛り上げましょう。