海外で働くには

 今狙い目なのはシンガポール

日本から飛行機で7時間半、赤道近くにあるシンガポールは旅行先としても人気ですが、海外で働くには適しているため就職する先としても最近話題を呼んでいます。 海外で働くときの一番の選択肢になると言っても過言ではありません。
理由としてはビザの取りやすさと募集職種の幅の広さ。 特に海外勤務では珍しく、IT関連やコールセンター、カスタマーサービスについては実務経験が不問の求人もあるとか。
日本の企業がシンガポールに拠点を置くことも多く、その影響で日本人への求人が増えているという背景があるようです。
言語さえ習得しておけばホテルマンや各種サービス業に至るまで実務経験なしでOKな場合も……？
もちろん海外で働くにはしっかり学校などで学んでおく必要はありますが、言語も実務もハイレベルなものを求められないことが多いため、海外実務経験という強力なカードを手に入れる第一歩としては非常にオススメな国だと言えるでしょう。

 カナダを足掛かりとする手段も

ご存じの通り大国アメリカの隣に位置するカナダは、治安も良く海外で働くには、また移住地としても人気な国です。
気候は寒冷でウィンタースポーツが盛んなこの国では、その大自然が魅力として観光でもビジネスでも日本人からは人気です。
特に治安の面から留学やワーキングホリデーの行き先として選んだあと、社会人になってから再度カナダへと考える人が多いようです。
そんなカナダは実は日本の企業の進出が多いことでも有名。 隣がアメリカということもあって、その足掛かりとしての側面が強くあります。
ならばその戦法に海外進出者も乗るべき、というわけではありませんが、海外で働くには日系の企業を利用して海外進出をするためにも、リサーチしてみて損はありません。
基本的にはどんな業界からも必要とされているIT関連での求人が多いです。 銀行やメーカー系が中心ですね。
あとは日本企業の評価が高い自動車メーカーでも主要な企業が軒並み進出しています。 少々求められるスキルが高まりますが、貿易商社といった道もカナダで働く際の選択肢として優良なものの一つです。

イギリスなどの欧州については以前までは非常に注目されていました。 家賃が高いことで有名なため日系企業や駐在員として赴くのがメインでしたが、それでもドイツとともに根強い人気がありました。
しかしイギリスのEU脱退により今は相当不安定です。
逆にこの不安定を利用して、と相当の自信があるのならば構いませんが、少なくとも海外で働くには1カ国目に選ぶ対象ではなくなってしまいました。

 まとめると……

総括をすると、やはり今1番オススメなのはシンガポールを始めとしたアジア諸国と言えます。
シンガポールに住むチャンスがあるなら必ず掴め、とまで言われるほど今HOTな国です。 実際に高温多湿な気候なため、始めのうちは大変かも……？
駐在員としてなら異動があるため一概には言えませんが、移住して働くとなると重要なのは仕事のことばかりではなく、やはり住みやすさが関わってきます。
治安や物価、医療機関や交通の便、福祉に娯楽に教育環境と気にする点は盛りだくさん。
となると海外で働くには一番大事こととして初めの一歩が挙がりますね。
どこにしようと悩むくらいなら、まずは踏み出してみることが近道なのかもしれません。