準備するモノ
● パスポート
海外で働くには準備は何から始めれば、と考えた人なら、今更説明の必要もないのかもしれません。
パスポートというのは、日本人が日本人であること証明するための、いわば身分証明書です。まず初めに準備するべきものとも言えるでしょう。
海外で働くには必ず身につけておかなければならず、出入国や下記のビザの発行、ホテルのチェックインアウトなど、様々な場面で必要となります。
大変重要なものですが、実は出入国のとき以外なら、コピーしたものでも問題ないことが多いです。
大事なものだからこそ、盗難や紛失を防ぐために、原本は厳重にしまっておいた方がいいでしょう。
またパスポートの残り期間が短くなると滞在期間などに制限がかかってきます。
残り1年程度で更新手続きができるようになりますので、早めに更新しておくと安心ですね。
● ビザ
準備するモノでもう一つ必須なのがビザ。ビザというのは全く触れたことがなければパスポートとの違いがわかりにくいかもしれません。
一言で言えば、パスポートは自分が日本人であることを証明するもので、日本で発行します。
対してビザは入国を許可するといういわば入国許可証みたいなもので、渡航先で発行してもらいます。
観光や留学、そしてもちろん海外で働くにはそれぞれビザが必要ですが、一部例外的に不要なこともあります。日本のパスポートは特別信頼度が高いため、観光のみならばほとんどの国で許可が下りるようです。
しかしもちろん海外で働くには話が別で、必須であることがほとんど。しっかりと調べ、準備しておきましょう。
準備するコト
1. 目的
人生の目的は、目的のある人生を送ることだ。そんな言葉があるように、目的なくして渡航するわけにはいきません。
目的は海外での働き口を見つけることではなく、海外で働いて自身の成長に繋げるとか、たくさんのお金を稼ぐとか、はたまた人の役に立つものを作るとか……それぞれあるかと思います。
きっかけや準備という言い方でも構いません。海外で働くにはどうしたらいいんだろう、そう考えた発端の出来事です。
海外旅行に行った時に魅力的だったから、土地柄が好きだから、自分の知らない土地でチャレンジしたいから、前向きなきっかけもあればマイナスなきっかけももしかしたらあるかもしれません。
せっかく海外にチャレンジして、結果何も得られず帰国しました、とならないように、なんで海外で働くにはどうすればいいかと考えたのか、胸に留めておきましょう。
2. 国について調べる
外国が日本と違うというのは当たり前のことですが、何が違うのかと言えば、何もかも全てが違います。
何の説明にもなっていませんが、それくらい違う海外で働くには、また長期間滞在するならば、文化や気候のこと以外にも国民性であったり犯罪防止対策なんかにもある程度精通しておく必要があると言えるでしょう。
もちろん海外で働くにはどんな仕事があるのかや経済状況、求人の質や量、求められるスキルや経歴は当然学ぶ必要があります。
特定の学校であれば海外で働くにはどうすればいいのか、細部までカバーして教えてくれますが、個人で行く場合は準備を怠らないように注意して下さいね。
準備するチカラ
● 英語力
海外で働くには当然、またそうではないとしても、準備の一環で世界共通語で知られる英語は最低限使えるようになっていなくてはなりません。欲を言えば英語の他に働く先の母国語まで使えると、活躍の場は広がります。
しかしながら実は、士業や国際公務員を目指すのでない場合はそれほど英語力を求められるわけではありません。
日常会話程度ができれば、基本的に海外で働くには十分と言われています。そもそも求人が日本人向けの場合はハイレベルな英語を求めることが少ないのも納得でしょうか。
日常会話レベルやビジネスレベルと表現されることもありますが、ビジネスレベルの英語は実は海外で働くには必須ではなく、水準に届いてないからと諦める必要は全くありません。とはいえ準備するに越したことはないので、安心しきらず備えましょう。
● 自分の武器になる専門性
専門性と言われても簡単に身に就くものではありませんが、難しく考える必要はありません。
誰よりもイチゴが好きで、イチゴに関する詳しさならだれにも負けない、という方は海外でその知識を活かして活躍されているとか。
和よりも個々を重視する海外で働くには、そうした専門性を活かした働き方を与えてくれるチャンスが多く、また勝ち取りやすい環境にあります。
日本で働くには役に立たなそう……そんな知識をぜひ海外ではアピールしてください!
● 学歴
やはり目安としてわかりやすいのが経歴、そして学歴となります。
以前まで海外で働くには四大卒が基本で、就職するのにも有利だと言われてきました。しかし最近では短期大学や専門学校などの評価が高まり、特に在学中に提携することで留学や就職先まで紹介してもらえるところが増えています。
国際機関などで働く場合にはまだまだ有名大学の学歴が必要であることもありますが、これから通いなおすのであれば大学よりも専門学校やスクールの方が在学期間的にも準備期間が程良く便利なのかもしれません。
準備するキモチ
色々と準備するものしたいものについて挙げてきましたが、最後に大事なのはなんだかんだで気持ちです。
気合いで頑張る、で済めば楽なものですが、同じ人間同士ですから言葉の壁、文化の壁なんて意外とどうにでもなるもの。
それでもやっぱりトラブルや問題は起きてしまうもの。そんな時に前向きにくじけないでいられる気持は大事です。それは日本にいても同じですが、次頑張ろうの気持ちを常に持っていられる人はそれだけで逸材です。