海外で働くメリットとデメリット

メリットとデメリットは何事にもつきものですが、海外で働くことを考えるとしっかりと向き合っておくべきことです。ただでさえトラブルや上手くいかないことはあるのに、環境がガラっと変わるというのは想像以上に身体にも心にも堪えるものです。しかし事前に把握をしておくだけでも、何かあった時対処しやすいというもの。そこそこ詳しく書いていますので、忙しい人はタイトルだけでも読んでいってくださいね。

海外で働くことを目指せる学校を探してみよう!

ページテーマ 海外で働くメリット

海外で働くには魅力的なメリットもあれば考えておかなければいけないデメリットもあります。
日本では出来ないことが海外では当たり前であったり、逆に日本では当然のことが海外ではあり得ないことであったり……。
文化の違いは言葉だけでは表せません。それはいいことも悪いことでも同じこと、同じ数だけあると考えていいでしょう。
海外で働くには苦労がつきもの。でも間違いなくある魅力にも触れつつ、メリットデメリットとしてご紹介します。

メリット 海外で働くメリット

1.キャリア街道まっしぐら
日本でも実力主義をうたう企業はいくつかありますが、そうはいってもなかなか国民性には逆らえないもの。 どこかで年功序列や古い風習が残っていることが珍しくありません。 しかし海外で働くには実力さえあればどんどん仕事が舞い込んできます。国自体がそういう考えなので、逆に遠慮していては必要ないと切られてしまうかも……? そういう意味では日本人は不利といえるかも知れませんが、海外進出を目指す以上は弱音を吐いてはいられませんよね! ……と少し脅かしてしまいましたが、海外では日本人の几帳面さや丁寧さについて評価している部分もあります。 特に日本のように規律ではなく、専門性に重きをおいているのが特徴。 日本ならではの知識を持っていると海外で働くには大きなアドバンテージに繋がるかもしれませんね。

2.長時間労働とは無縁
日本では残業や休日出勤という言葉がたまに聞こえてきたりしませんか? 一部では残業が美徳、サービス残業を強要したりむしろそれを自慢する人がいるとかいないとか……?(法律違反なんですけどね) 昨今ではブラック企業なんて言葉も出る始末。そうやってはやし立てるから増長するという面もあるのに関わらず。 話がそれましたが、海外で働くにはそんな長時間労働などという考えとはおさらばです! もちろん勤務先によっては勤務時間という垣根がないパターンや、アイディアのために休日も勉強というのもあり得ます。ただ日本のようなマイナスイメージのものではありません。 自由な時間を過ごせるというのは仕事をする上でとても大切で、間違い無く一つのメリットと言えるでしょう。いくら仕事が好きでも、根詰めていては疲れてしまいますからね。

3.個々の価値が大切
海外で働くには協調やチームワークよりも、個々がそれぞれ力を発揮することで成果を出すことに重きを置いています。 極端な例を言えば、ワンマンで少し横暴ながら仕事ができる人がいたとします。こういう人は日本の企業の大半で和を乱すとして扱いにくさを受けますが、海外ではそういう人こそ求められるのです。 また役職の違いはありますが先輩後輩といった上下の感覚も日本と違って重視されないので、先で挙げたキャリアアップに関しては日本よりもずっと狙いやすいでしょう。 とはいえ海外で働くには日本の空気を読みバランサーとして活躍できるというのも一種の強みであることに間違いはありません。 郷に入っては郷に従えという諺がありますが、その地に染まりきる必要はないということは覚えておいて損はないはずです。

デメリット 海外で働くデメリット

1.不安定
海外で働く場合はビザありきにならざるを得ません。 そういった公的な手続き関連でも、初めのほうはビザの発給などで自分が期日通り対応したとしても役所側が遅れていたり漏れていたりすることも珍しくないとか。そういったことはアジアで多いみたいですね。海外で働くにはよく注意しておくべき点です。 その他にも保険の手続きなど各種手続きに漏れがあると勤務が継続できなくなる可能性もあり、不安定な面は否めません。 また海外ではレイオフと呼ばれる、一時的解雇措置が珍しくないそうです。企業の業績悪化によって一時的な人件費削減のための措置のことですが、自分の仕事をしっかりこなしててもそういう事態があるのは歯がゆいものです。見落とせないデメリットとして覚えておきましょう。

2.身内の問題
既に結婚している人はもちろんですし、当然親族がご存命の場合も、もし何かがあった時にすぐに駆けつけるわけにはいきません。 今や電話もネットも海外へ繋がる世の中ですが、海外で働くには早急に実際に会うのは諦めなければいけません。 大切な人にすぐに会えなくなるというのは、留意しておくべきデメリットです。

3.環境が整っていない。
日本では多くの会社で研修や教育を行うものですが、海外で働くにはそういった制度や環境が整っていないことも多々あります。日系企業でも日本人は少数なことが多いですから、現地採用だったとしたらなおさら難しいでしょう。 また国や職種によって異なりますが、始めたころの給料は少しさみしいことが多いとのこと。ただし物価の高い日本と比べると低くても、生活水準を満たさないほどではありません。 福利厚生に関しては医療保険についてはほとんど存在するものの、その他のものに関してはほとんどないといって差し支えないでしょう。

まとめ 結局は損得じゃ測れないという見方

メリットとデメリットについて様々挙げてきましたが、結局は海外での経験と言う大きなメリットのことを考えるとどれも些細なことだと言えるのかもしれません。 海外で働く経験は日本にいては絶対に出来ないこと、当たり前の話です。 損も得も知識として知った上で、自分にメリットをたくさん引き寄せてしまいましょう。