海外で働く方法

海外で働く方法はいくつかあります。どうしたらいい?そう思い立ってからはじめに考えたのは何ですか?将来性、収入、求められる能力……人それぞれあるかと思います。でもまずは何より海外で働くにはどんなカタチがあるのかを知っておくべき!大きく4つに分けたので、どこから始めるかの参考にしてみてくださいね。

海外で働くことを目指せる学校を探してみよう!

海外で就職をする 海外で就職をする

海外で働くにはどんな方法が……と考えている方は、大半が海外で就職をする方法について調べているのではないでしょうか。
最近では国際的な仕事なら日本の企業にいながらにして携わることができますが、やはりバリバリキャリアアップを目指したい人、クリエイティブ(創造的)でエグゼクティブ(上級管理)な生活を送りたい人は一度は目指す道なのではないでしょうか。

海外で働くには現地の会社や、海外進出を果たしている日系企業への就職、または国際公務員と呼ばれる国際機関での職員として働く方法があります。
どれも低くないハードルが求められるものの、海外で働くには一番確実な方法として現地の会社に就職することが挙げられます。。東南アジアをはじめとする各国で日本人採用可の求人は多く、最近では就職活動も日本にいる間にできます。海外で働くにはまず現地に行かなければ、なんてことはありません。
一方日系企業への就職は倍率が非常に高いです。海外進出を果たせるのは基本的に大企業、日本人は海外支社での勤務といえばエリート!というイメージがあるかもしれませんが、概ねその認識は間違っていません。
それ相応の収入も見込めるため、チャレンジする場合はしっかりと実力をつけた方が良さそうです。
そしてそれ以上に難しいのが国際公務員。方法として修士以上の学歴にTOEIC860点以上が最低限の条件というまさにエリートな職種です。
基本的には個人応募なのでスキルを磨いてチャレンジする必要がありますが、外務省の制度には若者を国際機関に派遣するものもあるため、門戸が狭いわけではありません。

海外で仕事を体験する 海外で仕事を体験する

体験という言い方には少し語弊がありますが、海外で働くには有名なワーキングホリデーやインターンシップ、ボランティアや青年海外協力隊といった方法があります。
ワーキングホリデーについては別項で詳細に触れていますが、海外で働きながら休暇も同時に楽しめるという若者向けの方法です。 オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリスの7カ国が選べて、18~30歳程度までが長くて1年間ほど滞在できます。
特殊なスキル等がなくても働くことはできますが、稼ぐよりも経験の面が強く、収入より支出の方が多くなることも。でも海外で働くには外国の実務経験が求められることもあるので、ハードルが低く経験が積めるというのは魅力的ですね。

インターンシップは学生が研修生として一定の期間仕事をすることを指します。日本の企業でも行っている方法と基本的には同じものです。無給が基本で経験をお金で買うイメージですが、求められる能力水準が高いプログラムの場合は給料が支払われる場合もあります。あまり知られていない方法としては日本の学校や企業を介せば、宿泊場所などの海外で働くには必須なものに関して確保してもらえるようです。

そしてボランティアと青年海外協力隊は、どちらも農作業や福祉施設の補助など、現地の活動をサポートする仕事が多いです。
2つ方法の大きな違いは収入の有無について。ボランティアも宿泊先を提供してもらえる場合がありますが、青年海外協力隊は事業団より渡航費や生活費を支給されます。贅沢はできませんが、一定の生活は保障されています。
青年海外協力隊についても別項にて詳細をご紹介しています。

海外に駐在する 海外に駐在する

日本の企業に就職し、異動先や派遣先として海外に行って働く方法です。
基本的には求人に海外展開や異動の有無が書いてありますし、面接時の質問などでも確認兼アピールをしておけば、全て希望通りとはいかずとも海外で働くには不足がありません。
日本企業での就職なので収入は安定しますし、多くの会社で海外手当のような福利厚生もついています。

また企業以外でも国際機関のNGOやJICAといった政府機関では海外赴任を狙う方法があります。就職は難しく海外で働くには就職後の努力も欠かせませんが、国際的に活躍できる人材として成長できる良い環境となるでしょう。

その他 他には……起業や永住について

会社を立ち上げるのは日本でもなかなか難しいですが、それは海外でも同じこと、海外で働くには大いに有効な方法です。結局就職も難しいならいっそ海外で立ち上げてしまおうというのは、現実的な方法です。
一番メジャーなのは日本食のお店でしょうか、他にも和菓子や和装などの日本ならではの技術は海外で働くにはアピールとなるので、勝負しやすいです。
注意点としては、よくドキュメンタリーなどで方法とか調べず無計画に海外へ出て成功した、といったエピソード。現地の制度や法律によっては業種などに制限がかかるので、事前のリサーチは欠かせません。

起業以外でもフリーランスでジャーナリストやカメラマン、またミュージシャンを目指すというのももちろん立派に海外進出です。しかし個人でやる分にはなかなかビザの許可が下りず、しかも観光ビザで仕事をするのは違法となります。ビザの保証人を見つけておくなどの工夫が必須となります。

そして海外で働く際の一番のネックであるビザから解放される手段が、永住です。
各国では永住権というものがあり、それがあれば認められた国では自由に仕事を選ぶことができます。抜け道的な方法ですね。
アメリカでは希望者が多く、毎年移民者を抽選で公募しているとのこと、その他カナダやオーストラリアなどでも経歴によって永住権が認められる可能性があります。
また国際結婚をした場合も同様に永住権を得ることができるため、ビザがなくても現地で自由に職を探すことができます。もちろん仕事のために結婚することはないと思いますが、思ったより融通の効く制度だとは思いませんか?
ちなみに永住権と国籍は別物です。あくまで日本人として、その国に住むことが認められるだけなので、国家に関わるような機関での仕事に就くことはできません。